プラスカーペット

ペルシャ絨毯

ペルシャ絨毯

世界中の偉人たちからも愛されていたペルシャ絨毯は、イランで作られている手織り絨毯です。シルクや羊毛を使い、一つ一つ職人の手によって気の遠くなるような長い時間をかけて作られているため、芸術品ともいえるデザインと光沢・質感があります。日本でも古くから貴重なオリエンタル・カーペット、美術品として偉人たちが愛用して来ました。また、日本でもおなじみの唐草模様の元になったモチーフは、このペルシャ絨毯のデザインから使われたといわれているんですよ。


デザインの特徴

メダリオンタイプ

ペルシャじゅうたんに使われているモチーフには、メダリオンと呼ばれるモチーフが入っているものが多く見られます。このメダリオンとは、絨毯の真ん中に位置している星型のような独特の模様で、ドーム状の寺院を下から見上げた状態を表しています。さらに、サブボーダーと呼ばれる枠の四隅にも模様「コーナー」があるものを、”メダリオン・コーナータイプ”といい、無いものを”メダリオンタイプ”といいます。


オーバーオールタイプ

メダリオンをモチーフとして用いていないものの場合、モチーフとされるものは植物や動物などが多く見られます。植物や動物そのものが描かれていない場合でも、犬の牙をイメージしたものを三角形で表すなどといった形でパターン化されています。また、ストライプ様式になっているものも、このオーバーオールタイプの特徴でペルシャ絨毯の初期から使われてきたデザインです。


メヘラブタイプ

フィールドと呼ばれる部分に、メヘラブ様式のデザインが施されているタイプです。メヘラブとは、左右対称に曲線が繰り返されている独特の文様です。上部が飛び出たような形になっているのも特徴で、メッカで使用されるプレーヤー・ラグには必ず使用されているものです。しかし、メヘラブ自体の美しい模様はメッカとは関係なく美術的に用いられる事も多く見られます。


ピクチュアータイプ

フィールド全体に、絵画のような模様やデザインが施されているものです。風景画の様に動植物が描かれているものや、狩りの様子が描かれているもの、実在の人物や伝説などが描かれているものもあります。中にはコーナー部分に隠し絵として様々な動物や昆虫などが植物の間に隠れているものもあります。また、イランがフランスの影響を強く受けた時代のものの中には、ヨーロッパ調の絵画をそのままじゅうたん上に再現したようなものも見られます。


お手入れ方法

クリーニング

質の良いシルクや羊毛を使っている手織り絨毯ですので、市販の洗剤などを使ったセルフクリーニングはおすすめできません。ちょっと下汚れやホコリ程度であれば、水洗いで対応する事もできますが、染料が落ちてしまったり他の部分に移ってしまう事もあります。ペルシャ絨毯は長く使い込むほど価値が高くなるカーペットなので、クリーニングや修繕を行う専門販売店や職人に汚れの程度について確認してもらうと良いでしょう。

修繕

長年使用しているとコーナーやエッジ、フリンジが取れたりほどけてしまったり、ということが起こります。これは、大切に使用していても必ず起こることなので、フリンジが取れたからといって、捨てたり買取ってもらったりする必要はありません。完全に取れてしまった部分でも、修繕する際に一緒に渡せばきちんとつけてもらう事もできます。場合によっては、状態を確認してフリンジを付け直したり、エッジを飼える場合もあります。